マーケティング近視眼についての備忘録1-T.レビットさんが1960年に言ったこと-
産業に成長も衰退も無いよ
「(産業の)成長が脅かされたり、鈍ったり、止まったりする原因は市場に飽和にあるのではない。経営に失敗したからである。」
⇒経営環境のせいにするにではなく自分(経営者)の無能さを先ず認識しよう。
製品中心ではなく顧客中心に考えよう!
⇒事業内容を最大限に抽象化するべし!
そのためには創造力と大胆さが必要!!
陳腐化は絶対!敵は同業にあらず!
事業衰退の原因は代替品の登場だけでなくそもそもそのニーズをかき消す新産業の登場の場合もある。
⇒成長を続けるには代替品、新産業、新業態を拒否するのではなく、それを取り込み「自らを陳腐化させなければならない」。
成長産業なんて無い!
- 人口
- コモディティ化
- 不況
- 生産コストはそうそう低下しない
石油産業を例に出し、「製品の陳腐化は免れない」とし、成長を続けるには、「事業を成功させる要因」を知るべきだと結論付ける。その最大の敵の一つとして「大量生産」を挙げた。
マーケティングは販売とは異なる!
レビット
「企業努力は生産に集中し、その結果、マーケティングが軽視される。」
ジョン・ケネス・ガルブレイス
「生産量が膨大に成るため、市場で処分するために懸命に努力がなされる。」
レビット
「そこで強調されるのは販売であってマーケティングではない。」
マーケティングは販売の上位概念
- 販売は売り手のニーズ
- マーケティングは買い手のニーズ
に重点が置かれる。
これを売ろう!→これを欲しがっているから提供しよう!